GW活動報告~かずみ~

今回初参加させていただいた、かずみです。

私がTEAM 4 Uボランティアに参加することになったきっかけは、友人が言った一言、「GW、ボランティアに行こうと思っている」でした。
実は私は平成23年12月に被災地を尋ねています。この時は職員研修としての参加でした。その後一回限りでなく細く長く被災地に繋げさせていただきたいと願っていたのですが、仕事の合間に行く時間を確保することが難しかったことと、果たしてボランティア未経験の自分が役に立てることがあるのだろうか、と二の足を踏んでいました。

友人が探してくれた活動の中にTEAM 4 Uの足湯ボランティアがありました。力仕事に自信がなかった私は、“被災された皆様の心情を大切に”という呼びかけに共感しました。

現地で私は、皆さんが教えて下さることを必至にメモしました。少しでも多くのことを学び、一人でも多くの人に被災現地の皆さんのことを伝えたかったからです。活動参加にあたり、考えたことは自分自身が楽しまなければ一緒に過ごす方も楽しくないだろう、ということでした。不謹慎かもしれませんが、“楽しむ”ことを目標に活動に参加させていただきました。

4日に行った津波被害の大きかった地区の仮設集会所で出会った中学1年生の女の子。小柄で、真黒に日焼けをしていて、中学生時代の自分に似ているなと感じました。約170世帯ある仮設に中学生一人。高校生の姉は遊んでくれないため、一人で遊んでいるとのことでした。中学校まで4キロあり、バスで通学していること、テニス部で毎日練習をしていること、もうすぐ修学旅行があって、フォークダンスを踊ること、等を話してくれました。また、いつも家族で買い物に行くお気に入りの文房具店のことなども、ニコニコしながら、まるで同級生のように話してくれました。
その中で「私はもう大丈夫なんだ、(震災)直後はつらかったし悲しかったけど、今は大丈夫なの」と不意に話したのです。他愛のない話をしていても、ふと震災の話が出てくるということは、もう大丈夫、と言葉にしても、当然のことながら常に心の中に忘れがたい震災のその日があるのだ、と思いました。
「どこから来たの?」「いつ来たの?」「いつまでいるの?」と聞かれ、「明日はまた別のところに行くんだぁ」と答えると、「そっかぁ、もう行っちゃうんだね」そう言われた時には、何とも言えない気持ちになりました。「また来るよ」と言いたいけれど、いつ来ることができるかわからない、もしかしたらもう来ることができないかもしれないのです。
女の子は「すごく楽しかった、じゃあね」と手を振ってくれました。本当に嬉しかったです。「うん、じゃあね」と私も手を振り、また来たいな、と心から思いました。今でも思い出すと胸が熱くなります。

5日、宮城県の中で津波被害が大きかった地区のカフェで出会った離島出身の男性。これから私たちがその離島に行くことを伝えると、離島の知り合いの方に電話をし「これから行くんだってよ、知ってっか」と私たちが島を尋ねることを話されました。すると島の方は「昨日と、今朝も島内放送があったよ」と男性に答えました。地元の方と話す時は方言が強く、東京出身の私には聞きとれない言葉が多々ありましたが、電話をされた後、離島出身の男性は、私たちに島のことを伝えようと、震災に襲われるまで島で行われたお祭りのDVDを観せてくれました。
DVDが終わると男性はカフェの窓から眼下に広がる風景を指差して言いました。「そこ(港近く)に(津波で横に)倒れてる建物、わかるか」「はい、このまま残すことが決まっているんですよね」「そうなんだよ、あんなもん映像や写真で残してるんだから残すべきじゃないんだよ。だけど中学生がよ、残すようにって言ったらしいんだよ。でもよぉ、思い出すもんを残したくねぇよなぁ。」現地の方のお話は、とてもとても重く私の心に残りました。

離島に渡り、「足湯ボランティア」をさせていただきました。昨日より緊張せず、現地の方とお話ができたように思います。ボランティアをさせていただきながら、私は現地の皆さんのお話をたくさん聞かせていただきました。そのお話は、心豊かな方が語る暖かなお話ばかりでした。

ところで、今回最も印象に残ったのは、ボランティアと町の方々を繋ぐ仕事をしている現地の方のお話でした。「ボランティアをしたいという人の気持ちはそれぞれ違います。で、申し出通りの内容をお願いできる訳ではありません。そこで断ってしまうことは簡単。しかし、一人でも多くの人に被災地に入ってもらい、自分たちが住むこの町を覚えていて欲しい。そしてこの町のことを周りの人に伝えて欲しい。生き残った自分は、悔しい別れをした人たちの為に伝えるべきことを伝え続ける、それが私たちの使命だと思う。それでも、もう駄目だ、と思うこともある。愚痴をこぼすこともある。でもボランティアが来てくれる、と思うと頑張れる。皆にサポートしてもらっている、と思えることが力になるんだ。千年に一度の大震災、とにかく被災地に来てくれることが大事。そして数十年後、家族を連れて来てくれたらいいなぁ。昨日、20年以上前に行われたスポーツ大会に出場した選手が、家族で子どもを連れて来てくれた。島の清掃をしてくれた。30年後、大人になった子どもたちが、この町に来てくれるかもしれない。今日皆んなで行った離島は無人島になっているかもしれない。そうなったとしても、30年前の島の話を一人でも、そうだったのって聞いてくれるといい。」こんな風に願いながら、ボランティアと町の方々を繋ぐ仕事をされていることを知らされたのです。

2日間の活動を終え、私の胸に現地の人たちの言葉が残されました。
被災され、今もその地に住んでいる人たちのお気持ちを聞かせていただきました。

私が出会うことのできた皆さんが私と出会ってどうだったか、はわかりません。私が現地の皆さんと出会いたいと思い、皆さんを尋ねさせていただいたのです。現地の皆さん、2日間の出会いをありがとうございました。

最後に、一人の力は小さくても小さな力が集まれば大きな力になる、ということを学ばせていただいたTEAM 4 Uの皆さん、本当に有難うございました。今回一緒に活動したメンバーとの出会いも大切な出会いでした。
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